第17回ナナホシ杯、準々決勝(ベスト8)第二テーブル

ふろーと【ビークイン(XY7)・ゾロアーク(XY8)】
ちゃき【バチュル(XY4)・バケッチャ(XY4)・ランプラー(XY4)】


 全国の自主大会の入賞者を結集し、「さぁ、最強を決めよう。」と銘打たれた全国大会、BATTEL X ROAD。11月24日、東北予選としてここ仙台の地でも第17回の開催となった地元の自主大会、ナナホシ杯での予選が行われていた。
 長い5回戦のスイスラウンドを終え、上位に残った16名が決勝トーナメントへ進む。全国へのキップを手に入れるには、ここから負けることは許されない戦いをあと3回も越えなければならない。
 そんな中、予選からここまで全勝で勝ち上がっている選手が二人いた。その2人こそがここベスト8に当たる準々決勝で激突する、ふろーと選手とちゃき選手である。
 全勝を継続し、ベスト4へ駒を進めるのはどちらか。
 全国まで、あと二つ。


 入念なシャッフルを行い、両者共に引き直しを行うことなく7枚の手札の中に種ポケモンを見つけ、その勢いを感じる。お互いにポケモンを一体ずつバトル場に送り込み、【ビークイン・ゾロアーク】を駆るふろーとの先攻でゲームが始まった。対戦開始の合図と共にバトルポケモンが公開され、ふろーとのポケモンはアンノーン(XY7)、ちゃきのポケモンはバケッチャ(XY4)。

 ふろーとがまずはポケモンだいすきクラブ(XY2)と動き出し、盤面を作りにいく。お互いダブル無色エネルギー(XY1)を採用した非EXポケモンをアタッカーとするデッキだが、進化ポケモンをアタッカーとする【ビークイン・ゾロアーク】にはポケモンを育てる準備が必要とされる。イベルタル(Y30)・ミツハニー(XY7)を手札に加え、そのままベンチに出す。ベンチに出たイベルタル(Y30)に悪エネルギーを付けて、ふろーとの第一ターンは終了。

 後攻、ワザの使用が解禁される第一ターン、ちゃきはトレーナーズポスト(XY6)を使用。その4枚の中に対象を取らず、手札から次元の谷(XY4)を出す。バトル場に出ているバケッチャがワザを使うには、超ポケモンのワザのエネルギーを減らすこのスタジアムが不可欠だ。続けてサポート「N(XY10)」を使用し、手札を6枚引き直したところで、ダブル無色エネルギー・ちからのハチマキ(XY1)、ベンチにバチュル(XY4)、と手札を減らし、シェイミEX(XY6)を出して、特性・セットアップで再び手札を6枚に回復。バトルコンプレッサー(XY4)で山札から「よるのこうしん」を持つ、ランプラー(XY4)2枚とセンパイとコウハイ(XY5)をトラッシュに落とし、「よるのこうしん」のダメージを上げていく。そのままバケッチャはアンノーンに行進していき、弱点を突いて80ダメージ、アンノーンは特性を使うことなくトラッシュへ送られた。ちゃき、後攻一ターン目から怒濤の攻めを見せ、サイドカードを1枚先取する。

 対するふろーとはイベルタル(Y30)をバトル場に送り込み、相手のNで入れ替わった手札からビークインに進化、ダブル無色エネルギーを付け、更にベンチを並べてバトルコンプレッサーと動く。プラターヌ博士(XY1)・フラダリ(XY2)・エルレイド(XY8)をトラッシュし、バトルサーチャー(XYB)ですぐさまプラターヌ博士を拾い上げる。手札の悪エネルギーをトラッシュしつつ、新たな7枚の手札を手に入れてイベルタル(XY8)を追加し、再びバトルコンプレッサーでマツブサの隠し玉(XY5)・こわいおねえさん(XY9)・ゾロアークBREAK(XY8)を山札から抜き去り、イベルタル(Y30)がイベルタルの代名詞、「デスウイング」をバケッチャに打ち込む。この弱点を突いた攻撃でバケッチャは倒れ、仲間のイベルタル(XY8)に悪エネルギーがもたらされた。ふろーとがすぐにサイドを取り返し、俄然殴り合いの構えを見せる。

 ちゃきはバチュルを繰り出し、手札からポケモンレンジャー(XY11)とランプラーを捨ててのハイパーボール(XY60)で後続のバチュルをベンチに出す。手札にはなんと2ターン目ながら時のパズル(XY9)が揃っており、トラッシュからダブル無色エネルギーとセンパイとコウハイを回収、そのまま使用する。カード2枚の選択に小考するが、プランを決めた後にそのまま「よるのこうしん」を宣言。合わせて4枚のランプラーとバケッチャがバチュルの行進をサポートし、伝説のポケモンを打ち落とす。

 ビークインを次のバトルポケモンとしたふろーとは、ベンチのミツハニーに悪エネルギーを溜め、もう1体のミツハニー、ゾロア、イベルタル(XY8)と盤石のベンチを構築していく。次なる一手としてバトルサーチャーが探し出したサポートは「こわいおねえさん」!ちゃきは4枚の手札からフラダリに加えて、なんと痛恨のダブル無色エネルギー2枚のトラッシュを行うことになってしまう!大きなリソースを削ることに成功したふろーとはビークインの「ビーリベンジ」を使用し、バチュルを倒す。サイドレースも遅れを取らない。

 手札を削られて苦しくなったちゃきだが、バチュルをバトル場に出し反撃を狙っていきたいところ。ここでなんと山札からダブル無色エネルギーをドロー!バトル場のバチュルにエネルギーを与え、手札を1枚としながらも守ったバトルサーチャーから再びセンパイとコウハイを使用する。次のバチュルとシェイミEXを手に入れ、シェイミEXで手札を回復しつつ「よるのこうしん」でビークインをノックアウトする。

 返し、ふろーとはエネルギーの付いていないミツハニーをバトル場に送り、ベンチのゾロアをゾロアーク(XY8)に進化させる。シェイミEXで手札を補充し、増えた手札からハイパーボールでビークインを手に入れて、バトル場のミツハニーがその姿を変える。更にプラターヌ博士と続け、スタジアムが次元の谷からパラレルシティへ。この奇妙な町は役目を終えたシェイミEXをゾロアと共に戦場から退避させた。ベンチのミツハニーも進化し、バトル場のビークインにダブル無色エネルギーを付けて再度の復讐を行う。バチュルがきぜつしてサイドは3-3となる。

 ちゃきはもう一度バチュルを次のアタッカーとし、こちらも「もう一度」となるセンパイとコウハイをバトルサーチャーから使用。「時のパズル」を手に入れ、失ったダブル無色エネルギーを2枚回収、内1枚をバチュルに付ける・・・もどうやら更なる動きには移れず次弾を用意することができない。ベンチをシェイミEX1体のみとする苦しい状況だが、「よるのこうしん」でビークインを沈め、サイドの先攻は保っていく。

 またもやビークインで返すふろーと。第五ターン、ふろーとのサポートには再びこわいおねえさんが選択され、ちゃきの手札は・・・3枚。シェイミEXを含む3枚の手札すべてを失ってしまう。追い打ちをかけるかのようにベンチからイベルタル(XY8)が動き出し、ダブル無色エネルギーを与えられた上で「しっこくのやり」がバトル場のバチュルだけでなく、ベンチのシェイミEXにもダメージを通す。

 バトル場ダメージを負ったシェイミEXのみ、手札無し。追い詰められたちゃき。山から贈られてきたカードは・・・「なかよしレスキュー」。シェイミEXを回収しセットアップを使用する、が反撃に移ることはできず。傷ついたシェイミEXでスカイリターンを行い、シェイミEXを手札とベンチに下げてターンを返す。ここまで後攻1ターン目から毎ターン続いたサイドカードの減少は8枚、取得サイド4-4で止まることとなった。

 イベルタル(XY8)がバトル場に残り、手札も盤面も万全のふろーとがベンチのビークインにエネルギーをつけ、ゲームを終わらせに向かう。シェイミEXをベンチに出して残りわずかなデッキを掘り進め、ハイパーボールでさらなるデッキ圧縮をかけていき、アンノーンの特性「おきてがみ」でカードをドローすると、ふろーとの山札は数枚を残すのみである。
 残りわずかな山札を迷い無くドローしていくということは、決着をつけることができるカードが残っているということであろう。

 ふろーとは手札から、「フラダリ」を出し、シェイミEXをバトル場に引きずり出した。
ビークインが最後のワザを放ち、残り2枚のサイドカードをすべて手札に加え、予選からの全勝者をただ1人とした。


○ふろーと 6 - 4 ちゃき×
ふろーと選手WIN!!
全国まであとひとつ!!

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