第17回ナナホシ杯、決勝

たろ【ガマゲロゲEX(XY3)・マナフィEX(XY9)】
ふろーと【ビークイン(XY7)・ゾロアーク(XY8)】


 ついに決勝戦。両者ともに準決勝戦を勝利し全国の決勝大会への権利は獲得したが、第17回ナナホシ杯のチャンピオンは決まっていない。
 ここまで全勝のふろーと選手。関東からの遠征を見事成功させたたろ選手。
 第17回七夜の願い星カップ・・・「さぁ、チャンピオンを決めよう。」


 両プレイヤーが始めの手札からポケモンを出し、先攻のたろはマナフィEX(XY9)、対するふろーとはバトル場にゾロア(XY8)、ベンチにアンノーン(XY7)を繰り出し、第17回ナナホシ杯の決勝戦の幕が上がった。

 たろはいきなりバトルコンプレッサー(XY4)とハイパーボール(XY60)を使用し、ガマゲロゲEX(XY3)を手札に加えると共にトラッシュはもう5種類ものサポートが。手札をきっちり使ってのシェイミEX(XY6)から潤沢のトラッシュを活かしたバトルサーチャー(XYB)でサポート「N(XY10)」へと続け、なんと準決勝に続いて一ターン目に2枚のピーピーマックス(XY9)を成功させる!1ターン目にしてバトル場のマナフィEXに手札から1枚、ベンチのガマゲロゲEXに2枚と、計3枚の水エネルギーが付くこととなった。もう1体のガマゲロゲもベンチに現れ、万全の動きを見せている。

 後攻のふろーとはゾロアとミツハニー(XY7)をベンチに送り出し、こちらもバトルコンプレッサーを使用。不要なカードを山から落とし込み、グッズロック後の動きを少しでも良質にすることを狙う。ダブル無色エネルギー(XY1)をミツハニーに付けてプラターヌ博士(XY1)を使用する・・・が残っていた手札にはダブル無色エネルギーとプラターヌ博士が!動かないといけないとはいえ、重要なリソースをここで落としてしまったのは苦しいか。新たな7枚からちからのハチマキ(XY1)をミツハニーに巻き、バトルサーチャー(XYB)でプラターヌ博士を手札に戻してターンを返す。

 2ターン目を迎えたたろはベンチのガマゲロゲ2体目に水エネルギーをつけた後、手札を1枚としてハイパーボール。このハイパーボールがポケモンを捕まえることは無かったが、すでにたろの手札にはシェイミEXがいた。再びシェイミEXは全力を発揮し6枚のカードを加える。ここから飛び出したカードが3枚目となるピーピーマックス!なんと今回の6枚めくりもしっかりと水エネルギーを供給し、たろのベンチには水エネルギーが2枚ついたガマゲロゲEXが2体並ぶこととなった。ベンチに下がったマナフィがエネルギーつけかえでベンチのガマゲロゲに3枚目のエネルギーを託し、プラターヌ博士。一新された7枚から放たれたびっくりメガホン(XY2)がミツハニーを驚かし、闘魂のまわし(XY9)を巻いたガマゲロゲは「ブルブルパンチ」でゾロアに40のダメージを与えた。

 グッズの使用が禁じられ、ゾロアにダメージを受けたふろーとはベンチのゾロアをゾロアーク(XY8)に進化させ、プラターヌ博士での展開を狙う。2体目のミツハニーとイベルタル(Y30)をベンチに出し、悪エネルギーをイベルタル(Y30)に溜めてターンを返す。この時点でふろーとのトラッシュにポケモンは3枚であり、弱点を突けるビークイン(XY7)の「ビーリベンジ」でもガマゲロゲEXを沈めるにはまだ時間がかかりそうである。

 バトルサーチャーからクセロシキ(XY4)を選択したたろは、ミツハニーのダブル無色エネルギーを対象に取り、相手のリソース落ちに合わせた弱所を突いていく形を取る。ベンチの3枚エネルギーの付いたガマゲロゲEXにも闘魂を宿したまわしが巻かれ、戦闘を行うポケモンをしっかりと準備する。ブルブルパンチでゾロアをKOし、サイドを先攻。

 ゾロアを倒されたふろーとは次のポケモンにイベルタル(Y30)を送り出し、もう1体のイベルタル(XY8)もベンチへ。ミツハニーとイベルタル(XY8)それぞれに、手札とワザ「デスウイング」が悪エネルギーを補充していく。

 返しに繰り出されたスタジアム、「うねりの大海(XY5)」がガマゲロゲEXの傷を癒す。サポート「AZ(XY4)」がシェイミEXをたろの元へ帰し、手札から現れたミュウ(XY10)がすぐさま水エネルギーを与えられ、ガマゲロゲは震動する拳を振るう。

 ここでふろーとは最初から場に出ていたアンノーンの特性「おきてがみ」を使用。手札に加わったのか、ポケモンだいすきクラブ(XY2)をすぐに使用し、次のアンノーンとシェイミEXを手札に加える。もう一度アンノーンがベンチに現れるも、その役割のためにすぐに戦場からはリタイアし、1枚のカードへと変わる。次に手札から繰り出されたのは・・・ダブル無色エネルギー。イベルタル(Y30)がゾロアークに「なりかわり」、ガマゲロゲEXは160もの大ダメージを受けた。

 大海がガマゲロゲを小回復するが、何度も受けきれるダメージではないため、ミュウに水エネルギーを溜めてプラターヌ博士で後続を作りにいく。なんと4枚目のピーピーマックスがミュウに3枚目のエネルギーを与える。なんとこの試合、ピーピーマックス、四打数四安打!パラレルシティでシェイミEXらを盤面から隠し、たろの盤面はガマゲロゲEX2体とミュウ、マナフィEXに。マナフィEXの特性を活かしてガマゲロゲEXとミュウが入れ替わり、ワザ名の宣言をここで変えることになる。「グレネードハンマー」がゾロアークに直撃。

 ゾロアークが強力な一撃の前に沈むものの、グッズの使用が可能となりふろーとは反撃に移りたいところ。ベンチからイベルタル(XY8)を送り出しダブル無色エネルギー、ベンチのイベルタル(Y30)にかるいし(XY8)をつけて、こわいおねえさん(XY9)を使用、たろの手札に3枚のディスカードを要求する。イベルタル(XY8)がミュウ、そしてゾロアークが痛手を与えたガマゲロゲEXの2体両方を「しっこくのやり」で貫く。すぐにグッズでの展開加速とは行かなかったが、ここでふろーとが取得サイドを3-2と逆転する。

 一度に2体のポケモン、5枚のエネルギーを失ったたろは、残ったガマゲロゲEXをバトル場に出陣させバトルサーチャーからNを使用する。巻き返しを図りたいところであるが新たな4枚の手札では後続を出すことができなかったようであり、スタジアムの効果で味方から受けたダメージを回復してイベルタル(XY8)を倒すのみとなった。

 こうなるとペースを掴んだか、かるいしの付いたイベルタル(Y30)をバトル場に出し、ふろーとは怒濤の展開を開始する。バトルコンプレッサーで不要牌を山から取り除き、手札を使い切る形でN。アンノーンの特性と合わせて4枚となった手札からミツハニーがビークインに進化、ハイパーボールがシェイミEXを捕獲し新たに6枚のカードを呼び込む。すごいつりざお・ハイパーボール・バトルコンプレッサーと続け、グッズロックされて【ビークイン・ゾロアーク】にとってはまだ厚めの山札を圧縮しつつ手札を整理していく。エネルギーに関しては上手く引き込むことができなかったのか、「デスウイング」を宣言してターンを終了する。

 すぐさまうねりの大海でダメージを回復するたろの水ポケモンたち。マナフィEXに水エネルギーを貼ってたろの方にリソースの苦しさが見えてきたか。それでもバトルサーチャーからフラダリを使用、ふろーとのビークインをバトル場に呼び出し三度目となる「グレネードハンマー」が振り下ろされる。驚異となるポケモンを退け、たろが取得サイド4-3でリード。一気にサイドを取り切ることができるか。

 バトル場にイベルタル(Y30)、ベンチがミツハニーとシェイミとなったふろーと、ベンチにアンノーンを加え、サイドを取られた返しの定番、「N」を差し込む。入れ替わった手札から次のミツハニーが登場し、前からいたミツハニーがビークインに進化する。イベルタルがダメージは通らないものの、ビークインへエネルギーを与えてガマゲロゲEXへのプレッシャーを強めていく。

 ここまでの過酷な攻防で大半のリソースを使用していたたろの山札は残り4枚となっていた。手札と山札、そして引き込むサイドカードという残されたカードで決着をつけなければいけない。が、このターンに行った行動はとてもシンプルなものであった。うねりの大海でダメージを回復し、グレネードハンマーを撃つ。できることはこれだけであった。残りサイドを1枚として、たろはふろーとの動きを見守る。

 ふろーとはビークインでワザを使うことが果たしてできるのか。


 手札から基本悪エネルギーカードがバトル場に重ねられる。ベンチのアンノーンの特性を使った後、ビークインはHP220になっている巨大なガマゲロゲEXを一撃で倒すのであった。残りサイドはお互いに1枚となる。

 たろはターンの開始に山札からカードを1枚引き・・・すぐにターンを返した。
 ふろーとが「ビーリベンジ」でたろのマナフィEXをきぜつさせる。


 決着が、着いた。
 長い戦いに終止符を打ち、見事ふろーとが予選から全勝しての第17回ナナホシ杯のチャンピオンに名を刻んだのであった。


○ふろーと 6 - 5 たろ×

第17回七夜の願い星カップ、優勝はふろーと選手!!
おめでとうございます!!

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